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ファースト・カウ/映画感想記

『ファースト・カウ』

原題:First Cow
監督:ケリー・ライカート
脚本:ジョナサン・レイモンド
主演:ジョン・マガロ(クッキー)
        オリオン・リー(キング・ルー)

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今年の映画初めは『ファースト・カウ』でした。去年の年末に観逃した作品を追いかける形。たくさん観逃してるのでしばらくは去年の公開作品を追いかけることになりそうです。

前評判からかなり気になってた作品で、予感的中、バッチリ好みの映画でした。西武開拓時代のアメリカでひょんな事から出会った2人の友情の物語。感想はコチラ↓になります。

(注:作品のネタバレ、『ショーシャンクの空に』のネタバレを含みます)

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あと書き忘れ。ラストシーンでルーが眠ってるクッキーを見下ろしてる時のクッキーのアップが映画内で1番クッキーを愛らしく撮っており「あれ…こんな可愛かったっけ…」とびっくりしました。クッキーという人の優しくて少し抜けてて危機感が足りない、あの可愛らしさが詰まった画になっててすごかった。

それと、運ばれてきた牛が舟で川を流れてくるシーン。日影からだんだん牛に日光が当たってオレンジ色に光るところも美しかった。

総じて撮影監督がイイ!ということで調べてみるとクリストファー・ブローヴェルトさんという方。(近くて自分が観た映画だと『EMMA』を撮ってた。あの撮影も好きでした)撮影監督で作品を追いかけるのも好きなので注目したい人です。ハリス・サヴィデスさんに師事してたということでちょっと納得。(ガス・ヴァン・サント監督とよく仕事されてた撮影監督。私はガス・ヴァン・サント監督すきなので)

映画初めはとても好きな映画で始まりました。なんなら今年ベストに食い込みそうな予感。好調なすべり出しです。