秦と足軽稼働中

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カイニスの金の鳥/思い出話と今後について

本日、『カイニスの金の鳥』最終話が公開されました。

最後のコミックス4巻のAmazonページも出来ているそうです。
ご予約もお待ちしております!

2年とちょっとの連載でした。
今までいろいろ描いてきましたが1番たくさんの人に読んでいただいた作品ではないかと思います。感想メールをいただいたり、Twitterでつぶやいていただいたり、いつもたくさん元気をいただきました。本当にありがとうございました!!

 

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さて、思い出話でもと思いましたが先にお知らせがあります。
『カイニスの金の鳥』はこれで終わるのですが、実は自分の中で決めている終わりにはまだ到達していません。ということで、個人で続きを出していこうと思います。どう出していくかと言いますと。
電子マンガとしてAmazon kindleで出します。
参考までに。同じ形で出している私のマンガのページです。

出し方は、

 

■隔月で1話ごと有料販売(分冊販売)


kindle unlimited会員の方は無料で読み放題(初回読まれたページ数で収入になります)


■5話たまったらコミックス1冊にまとめて販売(電子コミックス販売)

 

という形にしようと思います。
今までのと混ざるといけないのでタイトルを『カイニスの金の鳥+α(+αの部分は考え中)』としてまた1話からの開始となります。
今までマトグロッソで読めていたものが各話有料になってしまうのは申し訳ないのですが、電子は分冊版があった方がよさそうなのと、コンスタントに描き続けるためにはこれが収入源となるようにしなければいけない、ということで、このような形で続けていければと思います。
別で出している電子マンガ作品にはkindle以外で販売されているものもあるのですが、カイニスは諸事情あってkindleのみの販売しかできません。ご了承ください。

さて!
続きも読んでいただけますと本当に嬉しいです!
1番早くて5月には最新1話をお届け出来るようにがんばろうと思います…!
公開のお知らせはこのブログ、Twitter(私個人とカイニス公式)、pixivに置いていく予定です。
よろしくお願いします!!

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では、思い出話でも。
(※この先は最終話を読んでからお読みください)
まず今回終わったのは単純にその…売れ行きの問題で…なのですが。だけど元々3、4巻で完結しましょうという話で始まったお仕事だったんです。(逆に当初の予定までちゃんと描かせていただけて感謝しています)しかも流れとしては……アランとマイルズのラブコメになる予定でした!これは本当に…!
今となってはあんな1話描いといてどの口が言ってるんだって感じですが。
マイルズにはすまないことをした…。

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「男装の話を描きたいな」から始まった作品だったのですが、描いていくうちにラブコメには絶対ならないぞ…となってきて。特にやっぱりアランとリアを描いてるうちにどんどん世界が広がっていって、ほかのキャラクターも描きたいものも増えて。こんな作品となりました。でも自分の中ではこの先をどうしようか悩むことはなくて、マンガとして伝えたいものをちゃんと描かなきゃという方で悩んでいたので「ネタに困る」ということは1度もありませんでした。

ただ逆に4巻で終わらせるつもりだったのもあって、かなり話は急ぎました。どんどん進めないといけなくて掘り下げが足りないなと悩んだり。これから描く続きは終わりの成約がない分、もう少しじっくりみんなのことを描こうと思っています。(急ぐクセをまずは取らないといけない)
自分のマンガは読み味があっさり目でそれでいいと思って描いてはいたのですが、カイニスの中の人々はいろいろと混み合っていて、ページが足りないな…と感じることも多くて。そういう部分もじっくり、リア自身のことももっとじっくり、描けるといいなと思います。マイルズにもまだまだ問題があるし…。「重たすぎる、苦しすぎる」部分をさっと読めるようにしてた所を、もう少し長く向き合う話を作れれば。
それでも軽いところは今まで通り軽くしていきたいと思います!
(まずマイルズはやっと両想いになったことだしな。ちゃんと安心できるといいな笑)

今回、いったん最終話を迎えるにあたって、どう迎えるかぼんやりと決まってはいたのですが「終わるのかぁ」と思ったり「うまく終われるかなぁ」と不安になったり、その関係でかなり体調を崩してしまいました。(昨年末にボロボロだったのはこれです)今年に入ってからもずっと胃が痛かったのですが、最終話には個人的にとても満足しています。「キャラをみんなを出す」ということだけはハッキリ決めていたし、みんなをいっぺんに描けてなんだかほっとしました。
最終話についてでも、今までのことででも、またご感想頂けますとうれしいです!ハイ!!

描きながら、大変なこともたくさんあったし、勉強するべきこともたくさんあったし、でもやっぱり創作を続けられる喜びは大きかったです。わたしはたぶん延々と創作物をインプットしてアウトプットしてを繰り返しながらでないと生きていけないんだと思うし。それを実感した2年間であったと思います。小説家を描いていたからっていうのも関係してるのかもしれません。
カイニスは最後の最後、どういうシーンにするかだけ決まっています。これは初めから決まっていたのではなくて、なんかある日ぽっと頭に降ってきて、とてもしっくり来ているラストシーンです。その間のことはたくさんぼんやりとしたイメージがあるので、それをどんどん形にしていければなと思います。
では、まずは!
2年間ご愛読いただきまして本当にありがとうございました!
これからもお付き合いいただけますと嬉しいです!!!

秦和生